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スタッフのブログ

マイブーム

こんにちは。スタッフの牧です。

一月往ぬる二月逃げる三月去る…とはよくいったもので、まだ2月かと思っていたらとうとう3月に入ってしまいました。

先日の下書きでは雨水(うすい)について書いていたので…本当に最近、時間が経つのが速いです。


 

この年末か年始に初めて“天赦日(てんしゃび)”と言う言葉を聞いたのですが、最近、暦などにまつわる言葉が私ないし世の中的にもメジャーになって来ているのではないかと思ったことがありました。

よく、張る財布=春財布で春にお財布をかえると良いと昔から聞きますが、デパートや雑貨屋のお財布コーナーに「〇月〇日は“一粒万倍日(いちりゅうまんばいび)”・“天赦日(てんしゃび)”!(その日にお財布新調するのはいかがですか、と言うもの)」云々と言うポップを何か所かで見かけたのです。私が意識を向けているから目に入ってくるのか?はたまた昔から店頭にこんなに飾ってあったかしら?と思うのですが、皆様果たしていかがでしょうか?

こんなかわいい感じの雑貨屋さんの店頭にも…

 

それこそ、今日3月1日はまさに一粒万粒日&大安らしいですが、あいにくのお天気なので体感だけで言えば、本当に暦の言う通りかは判断が難しい(笑)ところです。

これまで祝日はおろか、二十四節気なぞ微塵も意識して生きて来ませんでしたが、今年は初めて暦を買ってみたので、少しだけ身近に感じられる様になりました。暦もずっと開かずに置いておけばただの古紙同然になので、少しでも有効活用したいものです。

ちなみに今月は…

明後日の3/3(木)が雛祭り・3/5(土)啓蟄(けいちつ)。

3/18(金)お彼岸入り→3/21 (月・祝)春分の日:お彼岸お中日→3/24(木)お彼岸明け、らしいです。

寒いのが苦手なので、暑さ寒さも彼岸までと信じて、もう少し耐えたいと思います~。


 

さて、クリニックに最近、変なものたちをこっそり置き始めています。けったいなんがあるなと思ったら、だいたいそれです…。

先日もスタッフの誰…と言ってしまうと、中にはすぐ干支暗算(干支を聞いてだいたいの年齢が割り出せる能力をもつ方のさすマイ造語)が出来る方がいらっしゃるかも知れませんのでふせますが(笑)、丑年生まれの者もおりますので、ちょうど「うまくゆく」で馬を探してみました。ただし木製の馬は9頭も置けないので割愛しています。テキトーですみません。

馬が九でうまくいく(木製の馬は除く)


 

クリニック入口に角大師さんのお札を貼っている犯人も何を隠そうこの私ですが、これも意外とコアなものなので、誰も知らない?だろうし、まぁこんなご時世だし貼っちゃえと思いきや、意外と私の周りの方で何名かの方がご存じでビックリしたことがありました。

【事例①】ある日、親の知人の方が持っていらっしゃった手提げのバッグに角大師さんのプリントが施されていました。どちらでお買い求めになられたのか伺ったところ、日本橋浜町にある浜町高虎さんという染色加工専門のお店で(恐らくは)オーダーされたのだとか。江戸風情溢れる粋な感じの作りで、良い感じです。

ついつい私も欲しい!!と思い、すぐにそこのお店に問い合わせたところ、どうやら何も起きなければ、催事で関西方面に今度いらっしゃるのだそうで実はその巡回を座して待っている状態です。

【事例②】また全く別の日。いつも行っているお稽古の先生は…さすがにルーベンスとか大好きだし、そっち方面はあまりご存知ではないかなぁと思っていましたが、何かの会話の拍子に「え?知ってますよ。うちの玄関にもなんか貼ってある(笑)」とおっしゃるのです。ぇえ…?!

角大師さん(元三大師)

 


 

今のご時世ゆえ…でしょうか?ちょっと前にアマビエが流行った様に、角大師さんもバズると言うことでしょうか。

アマビエは、カテゴリー的には疫病封じの妖怪らしいですが、この角大師さんも元々は実在したヒトです。困った時の神頼みではありませんが、どちらも疫病退散系の意味合いがこのご時世とあいまってより濃くなっているのではないかと思われます。

この元三大師さんはどうやら西川貴教氏と同郷の滋賀県出身だそうで、比叡山・延暦寺の元三大師堂が有名です。ちょっと調べただけですが、関西圏以外にも結構いろんなところに点在しているようで、関東圏だと佐野厄除け大師(お正月のCMでお馴染みの…)、川越の喜多院、調布の深大寺など、意外と津々浦々と言っても天台宗の系統でお祀りされていらっしゃる様です 。

角大師さんは元々、慈慧さんという叩き上げ系のお坊さん。彼が73歳の時に疫病が流行り、人々が大変苦しんでいました。それを救うため、静かに大きな鏡の前で禅定に入られたらしいのですが、だんだんと姿が変わり、骨ばかりの鬼の姿になられたそうで…。見ていた弟子たちは勿論ザワザワもんでしょうが、そんな中で唯一、その姿を書き写した弟子がいたそうです。それを版木にして、お札に刷って配るとそれを貼った家は疫病はもとより一切の厄災にかからなくなった、そうです。

そこまでは良いのですが、まさか令和に入っても尚、再ブレイクするだなんて当時は誰も思わなかったでしょうね。


 

東博でも今日から「空也上人と六波羅蜜寺」がはじまったらしいですが、色々とグッズで出回ってて、びっくりしています。

約20年前から私は一貫して、ヨロヨロになって、魂が抜けそうな状況下では必ず、今、私、空也上人みたいだ…(本物の口から出てるのは魂ではないですが)と言ってきました。ただ非常にマニアック過ぎるため、日常会話で伝わらない選手権でもあれば投稿出来そうなネタでして普段、誰にも言えませんが(笑)

ちなみに上記公式サイトではファンクラブのページまであって、内心大変衝撃を受けました。オリジナルグッズは、海洋堂からは公式フィギュアをはじめ、京都のお濃茶ラングドシャの某お店とだったり、神戸のフェリシ〇ともコラボしてみたりと、何やらポップでかわいいものも出ているのです。シンプルに西国…をまわられてそうなご年配の層ではなく、明らかに違う層をターゲットにした空也上人グッズ。もしかしたら時代がまたちょっと変わったのかしら?と実感した瞬間でした。

場所はかわって、神戸市の博物館で開催されている「大英博物館ミイラ展」でも、その周りの商業施設でオリジナル護符(と言っても護符風のかわいいカードみたいな感じのもの)をお買い物をした人に配布?している様なのです。これにも内心、世の中変わった(⁉)とびっくりしました。


 

…と何やら前回の牛王宝印のくだりからどんどこ寺化が進んでしまい、ここって何のブログだったっけ?状態ですみません。がこういうのが怖いと感じられる方はそもそもいらっしゃらないだろう(笑)と勝手に踏んで、それより院内の場がちょっとでも良くならないかと自分に出来る範囲でちょこちょこと試行錯誤の日々です。

2月中にアップ出来なかったのが悔やまれますが、また気が向いた時にでも更新したいと思います。

まさに三寒四温の時期ですので、どうかくれぐれも体調にはお気をつけてお過ごしくださいね?

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