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粉薬の分包機の入れ替え

こんにちは、スタッフの松本です。

実は今年の4月に当院の分包機を数十年ぶりに入れ替えました。ブログにアップしようと思いながら月日があっという間に過ぎ、いつの間にか師走に入ってしまいました。

当院には二台の分包機(煎じ薬用と粉薬用)があります。今回は粉薬(エキス剤)用の分包機を入れ替えました。

こちらが古い分包機になります。なんとこちらの分包機、機械本体には1997年春に納品と書いてあります。およそ24年間、皆様の粉薬をひたすら分包し続けてくれました。当院が2021年で29周年になるので、そのほとんどの時間を支えてくれたことになります。きちんと数えたことはありませんが、例えばひとり14日分の粉薬が出た場合、1日2包の方がほとんどなので、実際の分包は28包、そこに空包などが入るのでひとりあたり約32包。そんな方々が1日に例えば30人いらっしゃったとして、単純計算で32×30=960包。1日にそれくらいのハードワークをこなしてくれる日も多々あったと思います。故障も少なく、先生からの無理な注文(例えば1包辺りの許容量を超えた分量での分包など)も常に黙って聞いてくれました。

 

23年間頑張ってくれたこの分包機、実は故障をしたとか、動かなくなって入れ替えることになったわけではないのです。まだまだ現役、これからも一生を共にする勢いで働いてくれたと思います。買い替えの主な理由は以下になります。

  • 次に故障した場合、新しい部品がない
  • 長年愛用してきた防湿の分包紙が廃番になった

世の中の家電製品と同じく、次に故障した場合にはもう部品がないと言われていました。また何より決定打だったのが、長らく皆様に愛されてきた防湿グラシンの分包紙の生産が取りやめになったことでした。特に夏場はすぐに湿気てしまうので、防湿素材の分包紙はとても重宝しておりました。残念ながら同じような防湿タイプの分包紙は今のところ生産予定がないようです。他にも、大人の事情になりますがリースだったということも重なり、とうとう入れ替えを決意したのでした。

新しい分包紙と防湿だった前の分包紙

 

 

正直な話、分包機とのお別れの際、大泣きしてしまいました。本当によく頑張ってくれたと、私にとっては歴戦をくぐりぬけてきた英雄を見送るような気持ちでいっぱいでした。ずっと粉塵まみれで茶色くとても汚れていたので、お別れ前にはなるだけきれいに拭き、清掃しました。分包機にしがみつき号泣している様を少し遠くから見ていた他のスタッフの何とも言えない表情は見なかったことにします。

運ばれていく旧分包機

 


 

そして、新しい分包機がきました。

前の子とはメーカーが違うので形や分包紙の形状、大きさなどいろいろ変わりました。かれこれ早いもので7ヶ月が経過しましたが、順調に動いてくれています。次はこの子と添い遂げる気持ちで一緒に働いていこうと思います。

ともあれ大往生の旧分包機、本当に24年間、お疲れ様でした!

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