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一病息災

こんにちは。4月に入っていきなり風邪でダウンをしてしまい、4/1から臥せっていた牧です。ですのでなかなか4月が訪れた感覚がなく、体感的には3月末辺りをずっとさまよっている様でした。

日替わり定食の様に刻一刻と症状が変化する中、例えばお白湯も自分で取りに起き上げれないわ、たった数メートルしかないトイレまでがまぁ遠いこと遠いこと…笑。フラフラの中、普段、当たり前に動けて食べて生活できてたって意外と奇跡だったんだなとつくづく感じました。これが元々持病をお持ちだったり、体が弱い方なら、もしかしたら修羅場を乗り越えて来ている分、その都度その都度の対処がどこか自分の中で心得ている部分もあったりするのかもしれませんね。自分の身体と向き合わざるを得ない経験をしてこられていたら、普段から自分の身体のキャパシティを見越して無理も出来ないし、しないでしょうし、節制したり調整する習慣が自然と身についていたりするのかもしれませんが…私の場合はそれらが全くなく完全未経験人間なので、ただのしつこい風邪直撃なだけで内心、もう大騒ぎです。

今まで自分の体を完全無視して生きて来た…よくいえば運良くトラブルなく来れた訳ですが、今後は松本院長みたいにちょこちょこと自分の身体をマメにケアしていかないといけない時期にもそろそろ差し掛かってきた感覚もあります。例えば乗り物とか何でもそうですが、ノーケアではなかなかスムーズには走れませんね。たまに手塩にかけまくっているであろうクラシックカーが現役で走っている様子を見ると、確かに人間もケアって大事!と実感してしまいます。

と話を戻し。幸い、私用の煎じ薬を王先生に処方していただき、何とか熱は下がったものの、その後、熱を下げる作用のものがどうやら私の場合は胃にきてしまい、そこから固形物が食べられず謎の水分生活が始まるのでした。ここで誤解がない様にお伝えしたいのは、その時はとにかく熱を下げるのをメインで処方していただきましたので、煎じ薬が効かなかった訳ではありません。むしろ熱は下がりました!

ただ何か問題が一つ改善したかと思えば、また別の問題(症状)が出てくるというのもよくある話ですが、実際に今回は自分の身をもって経験できたので、私にとっては良かったです。今後もし、患者さんにご説明する機会があった時には、この実体験も織り交ぜてお伝え出来そうです。(注:この話に限らず炎症をおさえるものを入れると、一部の人によっては胃にきてしまう方がいらっしゃいます。かくいう私が丁度その該当者だった訳ですが、全然胃にこないって方も多くいらっしゃいますので、個人差があります!)いつぞやの我が便秘事件の時には、煎じ薬が本当にピンポイントに効いて感動した訳ですが、毎回毎回そうは問屋が卸さないぞ!ってことなのかもしれません。


 

無病息災とはなかなかいかないけれど、私には一病息災ぐらいがちょうどいいのかなと今回のことで痛感しました。もしもっと歳をとった頃に何かドッカーーンと大きな病気やケガをするよりは、今ぐらいの年齢の頃に今回みたいなしつこめの風邪でもいいので小出し小出しに不調を出しておく方がもしかしたらまだラッキーなのかも知れません。周りの人には極力迷惑をかけたくなかったのですが、ごめん、致し方なかったことにして、とにかく感謝をしたいと思います。

ただの風邪ですが一時期、ボッコボコの完全KO負けの様なダウンをしたお陰で、普段当たり前に自分で動けて、食べれてたことって実は幸せだった!ってことに今回は気付けて良かったです。また周りの人のほんのちょっとした気遣いだったり優しさが文字通り弱った身にはじわじわと染みて、“ありがとう~”がたくさん出てきたのにも自分でびっくりしました。と言いながらもついつい喉元過ぎればすぐに熱さ忘れるので、今回のことは本調子に戻ってもどうか忘れないようにしないといけません…。

それとはまた別に、一寸先は闇ではありませんが、本当にいくら気をつけていても何でも予期せぬ不測の事態って起こる時は起こるし、またそれがいつ何時(なんどき)起こるかも誰にも分からない。人智を超えたもう訳の分からないことって恐らく意外とその辺に転がっているんだと思います。ただ今回の私みたいな小規模な不調でさえ、普段だったら気付けてないので、一見マイナスに見えがちな身体の不調でも、そこから何かしら気付けたり、見えたりもするのかなと思いました。先日、知人が「私、あの時、大怪我してて本当~に良かったんですよ!そうじゃなかったら、今頃こんなことしてない…」という話をしているのを聞いて、あのレベルまで到達できたら人生の達人だなと感じました。私だったら、なかなかそんな発言できません…。


そろそろ桜も終わり、葉桜の頃になりました。古来より「鎮花祭(ちんかさい・はなしずめのまつり)」というのがあるそうで、花が散るのに乗って疫神が病を起こすと考えられ、その疫神を鎮めるお祭りを執り行うそうです。まさに今回の私はちょうどそんなタイミングに大撃沈した感じも否めないのですが、皆様はこうはならない様にどうぞお気をつけください。

ところでもう5年前にはなりますが、松本院長の春の過ごし方についてのブログがあったのを思い出しました。漢方的にはスムーズに冬から春へと移行していくのって案外難しいのですね…まさに記事の通り、私は“風(ふう)”を起こしてしまった?!のかもとドキッとしましたが、どうぞご参考まで!

お天気はいまいちですが芦屋川にて

スタッフ:牧

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