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ウィルス対策としての漢方②身体の土台作りが大切

冬でも暖かい部屋
冬でも暖かい部屋

 

前回の ウィルス対策としての漢方①「風邪かな?」と思った時は の続きー

 

生活の変化とともに漢方の処方も変わる

麻黄は無理に体の表面へエネルギーをもっていくため、胃の調子が悪くなったり、交感神経が上がり眠りにくくなったりなど注意が必要とお話しましたが、実際日本の漢方はかなり遅れており現代の中国では風邪に葛根湯(麻黄製剤)を使うことはあまりありません。

もう少しお話すると、寒さからひいた風邪には「傷寒」(しょうかん)といって葛根湯などで体表を温めて風邪の菌を追い払うのですが、最近のように暖冬だったり、家も気密性が良く暖房も効いていて栄養状態もぬくぬくした状態では、のどが痛くなってひく風邪「温病」(うんびょう)が主体になってきています。生活が変われば漢方も辛温剤や辛涼剤を組み合わせた清熱解毒剤を使うのです。

それでも効かない時は煎じ薬の漢方を

漢方エキス(粉)を飲んでもウィルスを退散させることができずひきこんでしまった…という時は、煎じ薬を処方します。その病態に合わせた生薬を一味一味組み合わせて作るオリジナル漢方です。びっくりするくらい効く時があって、そんな時は漢方の恩恵に改めて感謝です。

他にも様々な薬を飲んで効果が無かった人、こじらせている人、咳が残っている人などにもよく効き、多くの方がうまく回復していきます。

でも…効く効かないはやはり「いかにその人の土台がしっかりしているかどうか」も大切です。

青空の下で手を広げる少女

 

恐れるよりも身体の土台をつくろう

土台がしっかりしている=免疫がしっかりしている

つまり土台作りは欠かせません。土台作りにはまず休養が第一です。「ちょっとだるいな」と思ったら無理をせず、暖かくして寝ることです。自分の身体さえしっかりしていれば、恐れることはありません。

上手に自己管理してむやみに不安になったり怖がったりせず、うまく乗り切っていきましょう。


著者紹介

松本有記(まつもと ゆき)
松本 有記
(まつもと ゆき)

松本有記クリニック院長
自身が何十年にわたる体調不良に悩まされ、健康を追及していくなかで、東洋医学と出会い、オリジナルのオーダーメイド漢方薬、サプリメント、メディカルストレッチなど、全て自身が効果を実際に体感し、結果を出すことをモットーに、独自の治療スタイルを確立。生活習慣から姿勢指導、心のもち方まで幅広い角度からの診療を行っている。京都薬科大学卒業、神戸大学医学部卒業、兵庫医科大学病院(皮膚科/内科)、県立尼崎病院東洋医学科(非常勤)、尼崎永仁会病院漢方専門外来、松本有記クリニック院長
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