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「土」から考える腸内細菌の大切さ ②

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私は、“木の根っこ”“私たちのお腹”が全く同じだと、常日頃から思っていました。

お腹が元気でいるためには、元気な腸内細菌が不可欠です。

そうやって、腸内細菌が元気でバランスよく、お腹全体がしっかりしていると、

  • アレルギーにもなりにくいし
  • 疲れにくいし
  • 免疫力もアップして

これは健康であるための必要条件、土台となると思っています。

 

私たちの腸内細菌は、土に触れることで元気になっている気がします。

まだ私の小さかった頃には、あたりの地面からは土ぼこりが立ち、田畑も身近にあって、自然と土に触れる機会が多かったように思います。

しかし残念ながら、現代生活では、地面はアスファルト化し、高層・高気密住宅が増え、便利にはなりましたが、その分、“土”から隔離されてしまいました。

そのうえ、除草剤・農薬・化学肥料の多用などにより、“土の力”すなわち、土の中の微生物の力が以前よりも弱くなってしまっているといいます。

土から隔離された現代人の暮らしでは、これまで自然と私たちの体に培われていた“大切な何か”が欠けてしまっているような気がするのです。

私がよく使っている健康補助食品にも、土からつくったものがあります。

効くからと思って使っていたのですが、なぜ効くのか?を考えたときに、ひょっとして、現代人が土から離れてしまった結果、失ってしまった“必要な何か”を、土壌菌のサプリが補ってくれることで、私たちの体に必要なものが入ってきて、体が円滑に動き始めるのではないか、と私は思っています。

 


著者紹介

松本有記(まつもと ゆき)
松本 有記
(まつもと ゆき)

松本有記クリニック院長
自身が何十年にわたる体調不良に悩まされ、健康を追及していくなかで、東洋医学と出会い、オリジナルのオーダーメイド漢方薬、サプリメント、メディカルストレッチなど、全て自身が効果を実際に体感し、結果を出すことをモットーに、独自の治療スタイルを確立。生活習慣から姿勢指導、心のもち方まで幅広い角度からの診療を行っている。京都薬科大学卒業、神戸大学医学部卒業、兵庫医科大学病院(皮膚科/内科)、県立尼崎病院東洋医学科(非常勤)、尼崎永仁会病院漢方専門外来、松本有記クリニック院長
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