夏の暑さ対策~東洋医学もとりいれた食の注意点~

【五行のお話】

8月8日は立秋で暦の上では秋になります。

今は8月8日の前なので土用のときにあたります。

五行は木火土金水(もっかどこんすい)から成り、

木は春、
火は夏、
金は秋、
水は冬

にあたるのですが、

土だけが特殊で各季節の始まり「立春、立夏、立秋、立冬」の前18日間に相当します。

なので今年は7月20日~8月7日の間が土用のときにあたります。

土用の丑は、土用自体も「土」をあらわしますが、さらに丑(うし)も十二支の中での「土」に属します。

木は肝、
火は心(しん)、
金は肺、
水は腎

に相当するのですが、

土は消化吸収を司っている、すなわち“お腹”に相当します。


脾が弱ると消化吸収が弱るので下痢や軟便になりやすく、お腹が弱ると食欲不振や体が重く感じられたり、疲れやすくなったりします。

今は脾を疲れさせないことが大切です。

脾は湿(しつ)を嫌うので、湿度の高い日本の夏は要注意です。

冷たいものをとり過ぎたり、暴飲暴食をしたり、くよくよ悩んだりすると、さらに脾が弱りますので、暑いからといって冷たいものをガブガブ飲んだり、甘いものをとり過ぎることも、湿が増えてお腹が弱ることになります。

 

 

 

【湿度の多い夏の過ごし方~暑さ対策~】

対策として、夏にできる野菜や果物にはカリウムが多く、私たちのほてった身体を冷まして、尿の出方をよくしてくれるので(湿を尿にして排出します)

夏野菜…きゅうり、トマト、茄子、ニガウリ、ミョウガ、スイカ、桃、ブルーベリーなど

を、適量とることがおすすめです。

(*注:ただし、他の季節に夏野菜など、夏にとれるものを食べると体を冷やしてしまうのでおすすめしません)

なんでも地産地消、

地産:自分の住んでいるところの旬のものをとるのが理にかなっている、といえるでしょう。

その時期に必要なものがちゃんとできるようになっているのですね。

ちなみに私は最近、“オクラ水”をとるようにしています。

作り方はとても簡単!

ヘタを切って、水を入れたコップの中に逆さに入れて8~12時間冷蔵庫においたら完成です。

その水をとることで、オクラ水に含まれる血液をサラサラにする成分が溶け込んでいるので、血液がきれいになるのでおすすめです。

酵素は火にかけると失活するので、ナマで水抽出をすると、そのまま活性が残っています。

 

日本の夏は東南アジアの国々に比べても、特に酷暑ともいわれています。

クーラーの恩恵は大ですね。ある程度の快適環境で過ごすことは、体に負荷をかけないためにも必須ですね。

ただ暑いからといって、必要以上に薄着をしてクーラーの中で冷たいものをとってると明らかに体を冷やしてしまいます。

全てはほどほどに…

  • バランスよくクーラーもやや高め設定にして(室内外の温度差が大きくなりすぎないように)
  • シャワーだけでなく入浴して体もちゃんとあたため
  • 朝夕は適当に外の空気にも触れること

も、大切です。

ちなみにクーラーをきかせ過ぎたりすると、汗をかかなくなり、汗腺が委縮してしまいます。

少しくらい汗をかいた方が、逆に体に熱がこもらず、ひいては秋が楽になります。

特に小さなお子さんはある程度、汗をかいて汗腺を発達させることが大切です。

 

汗をかかないと…

熱がこもる

それが秋になって涼しくなってくると…

体の表面の汗腺が閉じてくるので(人にもよりますが)この熱が湿疹や喘息をおこしてくることもあります。

 

また氷はもちろん、冷たいと甘みを感じにくくなるので砂糖がよりたくさん入っているようなアイスクリーム炭酸飲料、今流行りのタピオカ飲料などの摂りすぎにも気を付けましょう。

(炭酸飲料もタピオカ飲料も「1杯=角砂糖×20数個」が入っているといわれています)

私たちは簡単に甘味に慣れてしまいます。

甘味をとると一見、元気になるように思われがちですが、摂りすぎると、かえって疲れやすくなったり、体が重だるくなってしまうのです。

また、甘いものに限らず、ビールのとりすぎにも要注意です。

 

夏バテしないよう、上手に日本の夏を乗り切りましょう。

 


著者紹介

松本有記(まつもと ゆき)
松本 有記
(まつもと ゆき)

松本有記クリニック院長
自身が何十年にわたる体調不良に悩まされ、健康を追及していくなかで、東洋医学と出会い、オリジナルのオーダーメイド漢方薬、サプリメント、メディカルストレッチなど、全て自身が効果を実際に体感し、結果を出すことをモットーに、独自の治療スタイルを確立。生活習慣から姿勢指導、心のもち方まで幅広い角度からの診療を行っている。京都薬科大学卒業、神戸大学医学部卒業、兵庫医科大学病院(皮膚科/内科)、県立尼崎病院東洋医学科(非常勤)、尼崎永仁会病院漢方専門外来、松本有記クリニック院長
 

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